わんちゃんも『お口の健康は長寿の秘訣!』と言われる時代になりました。
大切な家族の一員であるわんちゃんと毎日健やかに過ごしていきたいですね。
現在、1歳を過ぎたわんちゃんの約9割が歯周病に罹患していると言われています。健康なお口からは、何歳になっても不快な臭いはありません。
口臭はわかりやすいお口のトラブルサインです。歯周病の原因となる歯垢(プラー)を放置するとお口の中は細菌だらけ😥
酸素を嫌う歯周病菌は歯肉の奥へと入り込み増殖します。
歯周炎が進行すると、お口のトラブルだけでなく体の疾患の原因になる場合もあります。
うちのわんちゃん最近、お口から嫌~な匂いが・・・(;_:)
お口の中に何か茶色っぽいものがついている・・・
歯磨きすると出血する・・・
こんな症状ないですか?
心配な症状が見られたら先ずは動物病院に行きましょう。
歯周炎は静かに進行します。
トラブルサインかな?って思ったら早目に受診しましょう。
わんちゃんは、上手に伝えることが出来ません。
飼い主様の気づきが大切です!!
『お口の中を清潔に保つこと=プラークコントロール』がわんちゃんのお口の健康を保つキーワードです。
わんちゃんは一人で歯磨きすることができません・
お家での飼い主様による毎日の歯磨きが最大の予防です。
『磨いている』→『磨けている』になることが一番です!!
お家での歯磨きに加え、定期的な専門家による歯磨きで予防ケアを始めませんか?
また、定期的な病院での検診もお勧め致します。
わんちゃんは私達のように虫歯になることはほとんどありません。それは口腔内のPH(アルカリ性)が高いからです。しかしながらアルカリ性が高いことから歯石の形成が早いという口腔環境があります。
バイオフィルム(歯垢)は放っておくと約72時間で歯石に変わります。歯石によってふさがれた歯肉は炎症を起こします。炎症が進むと歯槽骨(歯を支えてる骨)を溶かし歯がグラグラになります。これが歯周病(歯を支える組織を脅かす疾患)です。また、歯周病が進行し様々な疾病を引き起こす原因になることもあります。口内環境と身体の健康は相互に作用しあっており愛犬のQOLの向上のためには健康な口内環境を保つことが重要です。
また、わんちゃんとのコミュニケーションの一つとしてオーラルケアを取入れてみてはいかがでしょうか?
毎日わんちゃんの体に触れることで様々な体の変化に気付くこともあります。
飼い主さんの『気付きや・観察』は疾病の早期の発見にもつながります。